sanmalです。
人間はいつからレーベル・コレクティブを追い始めるのでしょうか。不思議ですね。
Steve Aokiを聴いていた知り合いはDim Makを知らず、Banvoxを聴いていた知り合いはマルチネを知りませんでした。
さて今回は、私が特におすすめしたい、主に海外のクラブミュージックのレーベル・コレクティブを10個紹介したいと思います。
配分的には、ベースミュージック、ちょっとハードコア、ちょっとJuke、ちょっとナードコアです。偏りがすごい
1. Emincé Records
Soundcloud
フランス・パリのレーベルで、Jersey Club系の良質でクラブユースな曲が揃っています。
有名レーベルのBarong FamilyやMain Courseなどから曲をリリースしているHerve PagezやHedo等の実力者の曲もある割に、あんまり認知度が無いような感があります。
このレーベル、なんと上記のアーティストも参加している、10曲程度のコンピレーションアルバムがすべて無料で入手できます。ありがたい。現在第3弾までリリースされているので是非チェックしてみて下さい。
2. Jadū Dala
Soundcloud
フィラデルフィアのナイスレーベルです。
アートワークの統一感がスタイリッシュですが、曲に関しては各々とても中毒性が高く、言い換えればクセが凄い(千鳥)
ベースミュージックに対してなんとなく食傷気味になっている時のよい処方箋です。
私はこの曲を聴いて一気に気に入りました
またジャンルはTrapだけでなくMoombahtonやDubstepなどもあり、雑食なところも好みです。
なんとこのレーベルもほぼ全曲フリーダウンロードと、慈悲に満ち満ちているのでありがたくかっさらっていきましょう。
3. Quality Goods Records
Soundcloud
Trap界の重鎮、UZのレーベルです。
Oski、Ian Munro、sumthin sumthinなどのトラップうま夫達のことを知ったのはこのレーベルがきっかけでした。
また、かねてから追っていたsfam、Yvng Jalapeñoなどのトラップうま夫もこのレーベルから曲をリリースし出したときは、思わずキモオタクスマイルが漏れ出てしまいました。というわけで絶大な信頼があります。
Trekkie TraxのMasayoshi Iimori氏は、このレーベルの第二弾のコンピレーションアルバムに一曲目に収録されるという快挙を成し遂げています。
4. TWONK
Soundcloud
TWONKはベースミュージックの情報を追っている方の多くがご存知かもしれません。GetterやLAXXなどとのコラボでも知られているBrillsや、HYDRAULIXなどのレーベルです。
おすすめしたくなった理由のひとつがメンバーの1人(恐らく?)のEliminateの「Requiem EP」です。特にこの曲はかっこいいです
TWONKの名を大きく知らしめるきっかけとなったTWONKILATION 1というコンピは、Bro Safari、Barely Alive、YOOKiE、Wukiなどそっち方面が好みな人には垂涎もののメンツが揃っており、そしてここにもなんとMasayoshi Iimori氏の曲が収録されております。すごすぎる
5. six impala
Soundcloud
いま最もおすすめしたいレーベルです。推しです(概念の輸入)。
なんと始動したのが2017年と出来立てホヤホヤで、Soundcloudのフォロワーも現在およそ2000人程度と今まで紹介したレーベルに比べると知名度的には低めです。だからこそここで日本向けにグイグイ推しておきたいという個人的な気持ちがだいぶあります。
メンバーはKaTT、underscores、Script、shivan、Tsukii、OMNIの6人で、それぞれTrap、Dubstep、Raveなど様々な方面で才覚を現しています。レーベルが出来る前、それぞれのSoundcloudをチェックしているとリポストやリミックスのやり合いをしていて「なんとなく界隈っぽい感じがあるな」と思っていたのですが、それが突如こうしてレーベルという形が出来たので、ついに始まったな!とワクワクしているところです。
メンバーのScriptはDubstepなどを作っているのですが、他の追随を許さない独自のスタイルが確立されており本当にかっこいいです。
KaTTは本当にどうかしているなと思う曲を作っています。コラボしているroxasも同様にエグいです。
今後はもっとエクスペリメンタルなTrapのかっこよさをブログでも伝えていきたいな~と考える次第です。
あの超大御所、Noisiaがやっている「Noisia Radio」の最後にて、six impalaでリリースされたKaTTの「Sileo」という曲がかけられるなど、メチャクチャ今後に期待できる事も起きているので本当に要チェックです…
6. MUEVA Records
Soundcloud
アルゼンチンのトラックメイカーが凄いと思った話についてはまた別の記事で深く掘り下げようと思いますが、そう思うことになったきっかけのひとつがこのアルゼンチン・ブエノスアイレスのレーベル、MUEVA Recordsです。
このコンピ、およそ全員がアルゼンチン人の曲です。アルゼンチンにここまでクオリティの高いベースミュージックのシーンがあるとは知らず、かなり驚きました。なにか歴史的な裏付けがあるのかもしれませんが、そこまでは未調査です…
コンピにもいるFrom Zero(現在klinkに改名)の曲に惹かれてこのレーベルを知ったのですが、この人の曲はDubstepにしてもなんとなく向こうならではのリズムを感じさせるものがあり、とても好きです。
そしてなんと先ほど紹介したroxasもいます。roxasについては国籍がよくわからないのですが、先程言及した通りこのコンピに参加している人のおよそ全員がアルゼンチン人であることから、roxasもアルゼンチン人である可能性が高いと推測しています。
このレーベルを知ったことで以前から曲が好きだったDabowがアルゼンチン人であることも知り、もうダブル☆オドロキ でした
7. La Clinica Records
Soundcloud
マイアミのやんちゃなレーベルです。
ひたすら「Bass」を推していて、一般的に曲に「Original Mix」と付け加えるところを「Original Bass」に徹底して表記するなど、もはや病的なこだわりを見せています。
こだわりの通り、MoombahtonやJungle Terror、Hardbass(定義が謎)などのサブベースがブイブイしている曲が多くリリースされています。
このレーベルを知るきっかけとなったのはメキシコのLos Dutisというデュオです。
人間ってここまでアホになれるんだな、と感動できます。知性を無に返したい人には本当にオススメだと思います。
8. Casual Gabberz Records
Soundcloud
趣向を変えて、フランス・パリのGabbaのレーベル、Casual Gabberzを紹介します。
Casualは日本語で気まぐれの意味もあるらしいので、日本語で言えば「きまぐれガバーズ」です。
Gabbaと言っても、所謂Mainstream Hardcoreと言われたりするものではなく、オールドスクールなGabbaをリバイバルしたような音楽を多くリリースしています。要するにかっこいいです。
51曲入りのコンピレーションアルバムがBeatportにてNYP(Name Your Price)、つまりサポートしなければ無料で手に入るというイカレ具合が格好良いです。
色々聴いていると、(自分だけなのかもしれませんが)これはガバ?トランス?トラップ?と段々自分がジャンルの定義として考えていたものが崩されていき、わ~、すごい~!Casual Gabberz、ありがとう!という気持ちになっていきます。皆さんもよければ、Casual Gabberz、ありがとう!という気持ちになってみて下さい。
ちなみに先程のコンピでの自分のお気に入りは、このレーベルを知る切っ掛けになったINDECORUMの曲と、UMBERTRONの曲です。
9. Dred Collective (故)
Soundcloud
おきのどくですが どれっどこれくてぃぶ は しんでしまいました
Dred CollectiveはロンドンのRaveやJuke、Jungleなどをリリースしているコレクティブです。UKの音楽を良く聴いている人ならよくご存知なのかもしれません。Jukeってなに?Jungleってなに?と思った方はぜひここの曲を聴いた後にWikipediaで調べて下さい(結構わかります)。
2017年、Facebookのほうで公式に活動を終了することが発表されました。合掌。SoundcloudやBandcampが生きている今のうちに紹介をしておこうと思い、今回10選の中に入れ込みました。
Machine Girlはすごい
日本の1NDVという方がアルバムをリリースしています。めちゃくちゃ格好いいです…
既にTrapなどを聴いていたら、結構違和感なくJukeも聴けると思うので(僕はTrap聴きたての時に佐伯誠之助氏を知りJukeにはまりました)あまりこういったジャンルに踏み込んだことがない方にも是非聴いていただきたいです。
10. GAO
http://sound.jp/GAO/
今回の記事における日本のネットレーベル代表です 主宰はtotsumal氏
自分がロリコアやスカムミュージックなどの存在を知ったきっかけを担っているpencil氏が、ナードコアJukeのコンピに参加していたことでこのレーベルを知りました。
これ
これも
ナードコアJukeが好きなのは、やはり佐伯誠之助氏の影響です。
いかがでしたでしょうか?
最初は色々なジャンルを広くカバーするように選ぼうと思ったのですが、自分がよく聴いていてかつおすすめできるものに絞って選んでいった結果、大分国外ベースミュージックに偏ってしまったので、国内のも含めて違うジャンルの物ももっと色々聴かなきゃな~と作業しながら感じた次第です。またそれぞれについて深く掘り下げた記事も書けたらな~と思うだけ思っています。
おわり
人間はいつからレーベル・コレクティブを追い始めるのでしょうか。不思議ですね。
Steve Aokiを聴いていた知り合いはDim Makを知らず、Banvoxを聴いていた知り合いはマルチネを知りませんでした。
さて今回は、私が特におすすめしたい、主に海外のクラブミュージックのレーベル・コレクティブを10個紹介したいと思います。
配分的には、ベースミュージック、ちょっとハードコア、ちょっとJuke、ちょっとナードコアです。偏りがすごい
1. Emincé Records
Soundcloud
フランス・パリのレーベルで、Jersey Club系の良質でクラブユースな曲が揃っています。
有名レーベルのBarong FamilyやMain Courseなどから曲をリリースしているHerve PagezやHedo等の実力者の曲もある割に、あんまり認知度が無いような感があります。
このレーベル、なんと上記のアーティストも参加している、10曲程度のコンピレーションアルバムがすべて無料で入手できます。ありがたい。現在第3弾までリリースされているので是非チェックしてみて下さい。
2. Jadū Dala
Soundcloud
フィラデルフィアのナイスレーベルです。
アートワークの統一感がスタイリッシュですが、曲に関しては各々とても中毒性が高く、言い換えればクセが凄い(千鳥)
ベースミュージックに対してなんとなく食傷気味になっている時のよい処方箋です。
私はこの曲を聴いて一気に気に入りました
またジャンルはTrapだけでなくMoombahtonやDubstepなどもあり、雑食なところも好みです。
なんとこのレーベルもほぼ全曲フリーダウンロードと、慈悲に満ち満ちているのでありがたくかっさらっていきましょう。
3. Quality Goods Records
Soundcloud
Trap界の重鎮、UZのレーベルです。
Oski、Ian Munro、sumthin sumthinなどのトラップうま夫達のことを知ったのはこのレーベルがきっかけでした。
また、かねてから追っていたsfam、Yvng Jalapeñoなどのトラップうま夫もこのレーベルから曲をリリースし出したときは、思わずキモオタクスマイルが漏れ出てしまいました。というわけで絶大な信頼があります。
Trekkie TraxのMasayoshi Iimori氏は、このレーベルの第二弾のコンピレーションアルバムに一曲目に収録されるという快挙を成し遂げています。
4. TWONK
Soundcloud
TWONKはベースミュージックの情報を追っている方の多くがご存知かもしれません。GetterやLAXXなどとのコラボでも知られているBrillsや、HYDRAULIXなどのレーベルです。
おすすめしたくなった理由のひとつがメンバーの1人(恐らく?)のEliminateの「Requiem EP」です。特にこの曲はかっこいいです
TWONKの名を大きく知らしめるきっかけとなったTWONKILATION 1というコンピは、Bro Safari、Barely Alive、YOOKiE、Wukiなどそっち方面が好みな人には垂涎もののメンツが揃っており、そしてここにもなんとMasayoshi Iimori氏の曲が収録されております。すごすぎる
5. six impala
Soundcloud
いま最もおすすめしたいレーベルです。推しです(概念の輸入)。
なんと始動したのが2017年と出来立てホヤホヤで、Soundcloudのフォロワーも現在およそ2000人程度と今まで紹介したレーベルに比べると知名度的には低めです。だからこそここで日本向けにグイグイ推しておきたいという個人的な気持ちがだいぶあります。
メンバーはKaTT、underscores、Script、shivan、Tsukii、OMNIの6人で、それぞれTrap、Dubstep、Raveなど様々な方面で才覚を現しています。レーベルが出来る前、それぞれのSoundcloudをチェックしているとリポストやリミックスのやり合いをしていて「なんとなく界隈っぽい感じがあるな」と思っていたのですが、それが突如こうしてレーベルという形が出来たので、ついに始まったな!とワクワクしているところです。
メンバーのScriptはDubstepなどを作っているのですが、他の追随を許さない独自のスタイルが確立されており本当にかっこいいです。
KaTTは本当にどうかしているなと思う曲を作っています。コラボしているroxasも同様にエグいです。
今後はもっとエクスペリメンタルなTrapのかっこよさをブログでも伝えていきたいな~と考える次第です。
あの超大御所、Noisiaがやっている「Noisia Radio」の最後にて、six impalaでリリースされたKaTTの「Sileo」という曲がかけられるなど、メチャクチャ今後に期待できる事も起きているので本当に要チェックです…
6. MUEVA Records
Soundcloud
アルゼンチンのトラックメイカーが凄いと思った話についてはまた別の記事で深く掘り下げようと思いますが、そう思うことになったきっかけのひとつがこのアルゼンチン・ブエノスアイレスのレーベル、MUEVA Recordsです。
このコンピ、およそ全員がアルゼンチン人の曲です。アルゼンチンにここまでクオリティの高いベースミュージックのシーンがあるとは知らず、かなり驚きました。なにか歴史的な裏付けがあるのかもしれませんが、そこまでは未調査です…
コンピにもいるFrom Zero(現在klinkに改名)の曲に惹かれてこのレーベルを知ったのですが、この人の曲はDubstepにしてもなんとなく向こうならではのリズムを感じさせるものがあり、とても好きです。
そしてなんと先ほど紹介したroxasもいます。roxasについては国籍がよくわからないのですが、先程言及した通りこのコンピに参加している人のおよそ全員がアルゼンチン人であることから、roxasもアルゼンチン人である可能性が高いと推測しています。
このレーベルを知ったことで以前から曲が好きだったDabowがアルゼンチン人であることも知り、もうダブル☆オドロキ でした
7. La Clinica Records
Soundcloud
マイアミのやんちゃなレーベルです。
ひたすら「Bass」を推していて、一般的に曲に「Original Mix」と付け加えるところを「Original Bass」に徹底して表記するなど、もはや病的なこだわりを見せています。
こだわりの通り、MoombahtonやJungle Terror、Hardbass(定義が謎)などのサブベースがブイブイしている曲が多くリリースされています。
このレーベルを知るきっかけとなったのはメキシコのLos Dutisというデュオです。
人間ってここまでアホになれるんだな、と感動できます。知性を無に返したい人には本当にオススメだと思います。
8. Casual Gabberz Records
Soundcloud
趣向を変えて、フランス・パリのGabbaのレーベル、Casual Gabberzを紹介します。
Casualは日本語で気まぐれの意味もあるらしいので、日本語で言えば「きまぐれガバーズ」です。
Gabbaと言っても、所謂Mainstream Hardcoreと言われたりするものではなく、オールドスクールなGabbaをリバイバルしたような音楽を多くリリースしています。要するにかっこいいです。
51曲入りのコンピレーションアルバムがBeatportにてNYP(Name Your Price)、つまりサポートしなければ無料で手に入るというイカレ具合が格好良いです。
色々聴いていると、(自分だけなのかもしれませんが)これはガバ?トランス?トラップ?と段々自分がジャンルの定義として考えていたものが崩されていき、わ~、すごい~!Casual Gabberz、ありがとう!という気持ちになっていきます。皆さんもよければ、Casual Gabberz、ありがとう!という気持ちになってみて下さい。
ちなみに先程のコンピでの自分のお気に入りは、このレーベルを知る切っ掛けになったINDECORUMの曲と、UMBERTRONの曲です。
9. Dred Collective (故)
Soundcloud
おきのどくですが どれっどこれくてぃぶ は しんでしまいました
Dred CollectiveはロンドンのRaveやJuke、Jungleなどをリリースしているコレクティブです。UKの音楽を良く聴いている人ならよくご存知なのかもしれません。Jukeってなに?Jungleってなに?と思った方はぜひここの曲を聴いた後にWikipediaで調べて下さい(結構わかります)。
2017年、Facebookのほうで公式に活動を終了することが発表されました。合掌。SoundcloudやBandcampが生きている今のうちに紹介をしておこうと思い、今回10選の中に入れ込みました。
Machine Girlはすごい
日本の1NDVという方がアルバムをリリースしています。めちゃくちゃ格好いいです…
既にTrapなどを聴いていたら、結構違和感なくJukeも聴けると思うので(僕はTrap聴きたての時に佐伯誠之助氏を知りJukeにはまりました)あまりこういったジャンルに踏み込んだことがない方にも是非聴いていただきたいです。
10. GAO
http://sound.jp/GAO/
今回の記事における日本のネットレーベル代表です 主宰はtotsumal氏
自分がロリコアやスカムミュージックなどの存在を知ったきっかけを担っているpencil氏が、ナードコアJukeのコンピに参加していたことでこのレーベルを知りました。
これ
これも
ナードコアJukeが好きなのは、やはり佐伯誠之助氏の影響です。
いかがでしたでしょうか?
最初は色々なジャンルを広くカバーするように選ぼうと思ったのですが、自分がよく聴いていてかつおすすめできるものに絞って選んでいった結果、大分国外ベースミュージックに偏ってしまったので、国内のも含めて違うジャンルの物ももっと色々聴かなきゃな~と作業しながら感じた次第です。またそれぞれについて深く掘り下げた記事も書けたらな~と思うだけ思っています。
おわり
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