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sanmalです。今日はインターネット甲種危険物である「ジャンル」の話をします。


ジャンルの話をする時の人間は大脳新皮質が活発になるという研究結果があります。皆さんも大脳新皮質を活性化させていきましょう。


新しいベースミュージック"IDK"


さて今日私が話をしたいジャンルですが、私が勝手に“IDK”と称している、新しいスタイルのベースミュージックについて話していきたいと思います。


IDKというのは一般的に”I Don’t Know”(知らんがな)という意味のスラングとして用いられています。なぜそれが名前に?という話ですが、それはこの曲が関係しています。



僕はこの曲を聴いた時に、今までにない昂りを覚えました。ダブステップ(ブロステップ)のような音に、目まぐるしく変わるビートが混ざり込んでいます。
スネアの音は完全にメインストリームのダブステップやハードコアのそれとは異なり、生ドラムのスネアのような音です。ドラムンに近いといえば近いのかもしれません。知見不足なのでこの辺はもんにょりとさせておきます。

klink(前From Zero)は、今はありませんが過去にidkとSoundcloudのタグをつけて曲を投稿することがありました。

(追記:記憶違いでした..IDKというタグを自分が目にしたのはこの曲でした。


ハードコアだけど作ってみたらなんかハードコアっぽくない、というところでIDKと名付けたのだと思います。Round Wave Crusherもアルゼンチン人なのでほんとにアルゼンチンはどうかしています)


そして、僕はこのような曲を“IDK”と呼称することにしました。EDMとかIDMとかにちょっと似ててしっくりきたのも理由の一つかもしれません。

IDKを「BPM160以上と高速で、多様なビートの上にダブステップのような歪んだサウンドが鳴っているもの」というように定義するならば、他にもそれにあてはまる曲は存在します。字面だけ見ればドラムンやんそれって感じですがサウンドでは全く違うので実際「RED RUBBER HOPPER」と同様にジャンル分けに困る曲たちです。





それでもハードコアドラムンだと言えばまあそれでも良いのですが(Mad ZoのMADについてはドラムンのタグが付けられていますし)、ただでさえ色々なジャンルがそれらに混ざり合ってきている以上、差別化することはお互いにとって利益であると思います。ジャンル内に巻き起こる、回帰するムーブメントから脱却できるという意味でも。あと単純にこれがジャンルとして確立されることで自分がジャンルの発生から関わっていたという自慢ができるのも大きいですね

あんまりデカイ事を言うと☆裏アカ☆の肴にされてしまう



日本でも流行らせたい


日本でもこう言うサウンドが盛り上がったらいいなと言うのがここ最近の願望です。クラブだけでなく同人音楽音ゲーなどいろいろな界隈で聴くことができたら面白いですね。速いし(一説ではオタクは早口だから速い曲が好きなのだそうですが、その理論で行けば渡部陽一はめっちゃVaporwave好きなのでは?)。

個人的には映像表現と相性がいいと思います。グリッチのかかったアニメーションと合わせたりできたら楽しそうです。

興味を持っている人が全くいない訳ではなく、IDKにあたるような曲を知り合いだったり日本人がライクしているところも捕捉しているので(ネトストか?)、今後もSNSを駆使して観察していこうと思います(ネトストか?)。ひとつ課題を挙げるとするならば、"IDK"というアーティストが既にいるので流行ったら流行ったでいろいろめんどくさそうという点です。IDKにあたる曲に送られるSoundcloud上のコメントでは「Raw」「Heavy」という単語が見られるので「Raw Bass」とか「Heavy Core」とかが無難な感じでしょうか。いっそのこと「Klink Core」とかでもいい気もしますが…


この記事で初めてこういう音を知ったという方は、是非この記事内で紹介したアーティストをフォローして、今後の活動についても追っていただけたらなと思います。



大脳新皮質の下りは大嘘なのでぜひスクショして拡散してください。



おわり